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土木技術者の業務軽減とCO2削減を考える。

 URADO

北海道日高

URADOASP>ASPの活用の効果>工夫した環境対策へ

▼STEP-5_ASP活用効果と課題

5-4_ASPの活用の効果
工夫した環境対策へ・・・真剣にCO2削減を考えるようになった!

 以下は、平成24年度の年維持工事を例にCO2削減と金銭的効果を数値化し、効果の自己判定を考えたものです。

1 「環境家計簿」や子供たちへの「環境学習」に積極的な企業姿勢が
 作業員の意識に変化をもたらす!消費電力量の削減

《解説》「環境家計簿」や子供たちへの「環境学習」に積極的な企業姿勢により、末端の作業員の意識にも変化が現れた。休憩所と維持作業所の電力消費量が激減!事務所兼作業所内全員(年維持作業員)の環境意識の高まりから、こまめな節電が徹底し、電力使用量に明らかな下降トレンドを検証。(H24d/H21d=68%)
 昔は、照明は付けっぱなし。電気湯沸かし器のコンセントは差しっぱなしでしたが、自主的に気付いた作業員が消したり抜いたりするようになった。
 また、職場はもとより家庭でもCO2削減の話題が出るようになったようです。

CO2排出削減量 コストカット 総合評価
0.5t/年 48千円/年 金額が小さくとも

 ▼毎月の事務所兼作業所の消費電力量の推移 年維持の固定施設だからデータが意味を成す!
年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013継続
消費電力量(kw) 3607 3756 3545 3093 2543 2254目標
比率 96 100 94 82 68 60目標

 ▼fig-061 2014/06/15 グラフを更新



2 環境家計簿の取組による暖房用灯油削減

《解説》灯油消費量についても同様に省エネ意識が向上し、暖房の設定温度を20℃、外出時は18℃にする。 灯油消費量に効果は表れ、取組を施行前(H22年度)は年間1,650L の灯油を消費していたが、環境家計簿をつけ始めたH23年度は1,350L(▲300L)、H24年度は950L(▲700L)と大幅な削減。 H22年度をベースに削減量を試算すると燃料費が2年間で1,000Lの削減。(2.5tのCO2削減、約\100,000のコストカットとなる)灯油1リットルを燃焼したときに排出されるCO2の量は、約2.492Kgにて算出

CO2排出削減量 コストカット 総合評価
1.7t/年 70千円/年
▼fig-01

ストーブ - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/ストーブ
ストーブ(Stove)とは燃料を燃焼させるなどの手段により、熱を発生させる装置である。クッカーと呼ばれる場合もあり、コンロもストーブと呼ぶ場合もある(#概要を参照)。 目次. 1 概要; 2 暖房器具. 2.1 燃料; 2.2 日本の暖房用ストーブ. 3 調理器具; 4 関連項目...


3 ASPの活用

《解説》ASPワークフローにより印環決裁がゼロに! 書類提出による移動を低減 3.0tのCO2削減 連絡車のガソリン代の縮減で年間20万円程度コストカット。ワークフローの完全実施で技術員の人件費のコストカットにつながる。 ASPの利用は設計で計上されているので初期投資もなく有用。
《課題》(人件費は未算出)

CO2排出削減量 コストカット 総合評価
3.0t/年 200千円/年
▼fig-01
CO2排出削減量の算出例は下記にあります。
創意工夫「ASPのワークフローを活用、書類提出に伴うCO2排出量の低減」



4 グリーン電力証書の購入

《解説》2000kw購入で\35,000。実際に事務所で使用する電力のCO2削減には繋がるが、北海道電力電気代は使用した分だけ当然かかるためコストパフォーマンスは無い。
CO2排出削減量 コストカット 総合評価
0.9t/年 逆に支出増
▲350千円/年
×
▼fig-02
グリーン電力証書 - Wikipediaja.wikipedia.org#:#http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E8%A8%BC%E6%9B%B8
ja.wikipedia.org/wiki/
グリーン電力証書(ぐりーんでんりょくしょうしょ、Tradable Green Certificates, TGC, Renewable Energy Certificates, REC)とは、再生可能エネルギーによって得られた電力の環境付加価値を、取引可能な証書に(=証券化)したもの、またはそれを用いる制度...


5 年維持の事務所の照明をLED化

《解説》21本の40w蛍光灯をLEDに交換。年間CO2削減量は0.3tで消費電力は672kw削減。 導入コストにLED\10,000/1本かかりトータルでは\210,000掛かり、消費電力削減分でのメリットは年間672kw×\40=\26,880であり単純に導入コスト\210,000/カット分\26,880で約8年掛かる計算になり蛍光灯を2年ごとに交換したとしてもLEDの寿命を考えるとコスト面でのパフォーマンスは低い。蛍光灯の交換よりも消費電力の大きい白熱電球の交換であれば効果を望めるだろう。 蛍光灯型LEDの価格が下落してきたのは強み。また、リースの現場ハウスにLEDを標準装備も出てくるはず。
CO2排出削減量 コストカット 総合評価
0.3t/年 初期投資を8年でペイ 甘目の
▼fig-03 
LED照明 - Wikipediaja.wikipedia.org#:#http://ja.wikipedia.org/wiki/LED%E7%85%A7%E6%98%8E
ja.wikipedia.org/wiki/LED照明
なお調光(明るさが調節可能な)器具に用いるLED電球は必ず調光器具対応品でなければならない。さらにダウンライト等の断熱材施工器具の場合も「断熱材施工器具対応」と書かれたLED電球を用いなければならない(汎用型とソケットサイズが異なるため)。


6 太陽光発電の導入

《解説》導入コストに備品も併せると\1,000,000の費用が掛かり、消費電力削減分でのメリットは年間1,450kw×\40=\58,000である。 導入コスト\1,000,000/削減分\58,000で計算すると約17年掛かり導入コストをペイする計算になる。(補助金制度を利用しない場合) 他の問題点として、仮設事務所等では短期のため売電するにも手続き上難しく、売電しない場合は発電量を全て消費出来ない場合に蓄電するとなると更に費用が掛かる事になる。
CO2排出削減量 コストカット 総合評価
0.6t/年 初期投資を17年でペイ
▼fig-04 太陽光パネルとモニター画面
太陽光発電 - Wikipediaja.wikipedia.org#:#http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%E7%99%BA%E9%9B%BB
ja.wikipedia.org/wiki/太陽光発電
太陽光発電(たいようこうはつでん、photovoltaics、Solar Photovoltaics、略してPVとも)は、太陽光を太陽電池を用いて直接的に電力に変換する発電方式である。ソーラー発電とも呼ぶ。再生可能エネルギーである太陽エネルギーの利用方法の1つである。


7 道路巡回車両へのアイドリングストップ装置の後付け

《解説》後付けのアイドリングストップ装置は1台当り\70,000(取付工賃含む)必要となるが、年間のガソリン削減量は43L程度と小さく、コストカット分は43L×\160=\6,880となる。
 導入コストを回収するには約11年必要となり、車本体の寿命が尽きてしまう。最初から低燃費車を購入したほうが良い。
 最近の巡廻は路側清掃を兼ねると言っていいほど降車回数が多い。そのためこの装置が有効であろうともくろんだが... 製造メーカとも交渉し苦労して付けた割には、コスト縮減には繋がらない取組と言える。
CO2排出削減量 コストカット 総合評価
0.1t/年 初期投資を11年でペイ ×
▼fig-05



8 環境家計簿の取組による建設機械の燃料消費量削減

《解説》環境家計簿に取組、オペレーター及び作業員の環境意識を向上させることで相当の環境対策となり併せてコスト縮減に繋がる。 オペ教育に外部講師を招く場合には講師料等が発生する場合もあるだろうが、協力をえて無料で実施する場合は費用が掛からず、重機等の油脂代はかなりの縮減となる。 新冠維持でのH24年度実績では約5%の燃料カットとなり3,000Lの軽油分\450,000の縮減。
CO2排出削減量 コストカット 総合評価
10.2t/年 450千円/年
▼fig-06「環境家計簿」の座学講習  


▼fig-08建設機械メーカ(東日本コベルコ建機)による実技講習


▼fig-09 環境家計簿の取組は、役所側からの対象外工事であっても安全協議連絡会の全社が実施し、車両に掲示するステッカーを統一。複数回のCPDS講習による家計簿の付け方とASP内の情報共有により互いを助け合い脱落者を出さないように心掛けた。なお、講習会の講師は安全協議会のメンバー内の取組経験者が行う。


▼fig-10 意識高揚のための啓蒙看板(道路標識と同じくアルミ基板の確りしたものです)

環境家計簿の取組により見えてきた削減効果が高いもの!

《解説》色々な投資をするよりも、人の教育が一番お金がかからず効果があると思う。
削減項目 取組なしの場合の排出量
(t/年)
CO2排出削減量
(t/年)
コストカット
(千円)
総合評価
1 作業員の意識に変化
消費電力量の削減
1.5 0.5 48 金額が小さくとも
2 暖房用灯油削減 4.1 1.7 70
3 ASPの活用 3.0 3.0 200
4 グリーン電力証書の購入 1.0 0.9 なし ×
5 照明をLED化 0.6 0.3 現在の所ペイするまでに7~8年 甘目の
6 太陽光発電の導入 1.1 0.6 初期投資を17年でペイ
7 アイドリングストップ装置の取付け 7.3 0.1 初期投資を11年でペイ ×
8 建設機械の燃料消費量削減 205 10.2 450
合計 224 17.3

CO2削減をいくらやろうとも、建設工事のCO2の排出はゼロには出来ません!

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